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次世代の「ブロックチェーン3.0」とは。
(画像引用元⇒https://fisco.jp/media/atom-about/)
今僕が一番推している仮想通貨、COSMOSブロックチェーンの「ATOM」!
(この通貨は、ブロックチェーンの名前が「COSMOS」そして、このブロックチェーンで発行している仮想通貨が「ATOM」になります。)
このCOSMOSブロックチェーンは“ブロックチェーン3.0”と呼ばれる、次世代のブロックチェーンです。
このCOSMOSについて語る前に、以前のブロックチェーン1.0と2.0はどんなだったの?
それとCOSMOSはどう違うの?
ということを解説していきます。
ブロックチェーン1.0にあたる通貨は、有名な「ビットコイン」です。
ブロックチェーン1.0は不正のない通貨取引と、資産保全のために生まれました。
そもそもブロックチェーンとは、中央管理者のいない公開された台帳によって情報を管理することを目的として生まれた技術です。
ひとつの「台帳」=「ブロック」がいっぱいになったら、次のブロックへと情報が引き継がれ、それがチェーンのように連なっていくから“ブロックチェーン”と呼ばれています。
そのブロックチェーン情報の、実際の検索サイトの一つがこちらです⇒https://www.blockchain.com/explorer
この技術では、誰がいくらのビットコインを誰に送ったかをみんなで監視できるようになっているので、
その情報を誰かが意図的に改ざん(例えば1BIT送った情報を100BITに書き換えるなど)しようとしても不可能になってしまいます。
このようにして、不正のない通貨取引を実現したのがブロックチェーン1.0「ビットコイン」です。
それでは、ブロックチェーン2.0とはどのようなものなのでしょうか?
ブロックチェーン2.0は「イーサリアム」と呼ばれる技術です。そして、そのイーサリアムの通貨が「ETH(イーサ)」です。
イーサリアムの革新的な点は、ブロックチェーン1.0では通貨取引のみにしか活用できなかったことに対して、“不正のないプログラムの実行”にまでブロックチェーン技術を応用させたことです。
“不正のないプログラムの実行”とは、そのプログラムでうたっている動作と違う動作をするプログラムや、
指示された動作とは違う動作をするように、意図的に書き込まれたプログラムのことを言います。
例えば「B-book」と呼ばれるFX業者では、ユーザーの損失がFX業者の利益になるため、ユーザーの指した成行注文を故意にユーザーの不利な条件で約定させる、「呑み行為」と呼ばれる操作が一般的に行われています。
このような、ブロックチェーン技術によって作られた不正の無いプログラムを「スマートコントラクト」と言います。
プログラム上の不正を無くすために誕生したイーサリアムは、誕生してから需要が伸び続け2021年現在では仮想通貨の時価総額がビットコインに次ぐ2位となっています。
しかし、イーサリアムもある問題を抱えていました。それは「スケーラビリティ」、つまりは容量による問題です。
スケーラビリティの問題を解決する“COSMOS”
スケーラビリティの問題は、ブロックチェーン1.0、2.0ともに直面している問題です。
「AさんからBさんに〇〇円送った」とブロックチェーンに記された情報を「トランザクション」と呼びます。
上記のブロックチェーンではこのトランザクションを一つのブロックチェーンの中で処理すること。
そして、「マイニング」と呼ばれる承認作業の方式を採用している弊害によって、
トランザクションが増えるとやがて処理が追い付かなくなって、渋滞しはじめます。
その結果何が起こるのかというと、「送金した通貨が2,3日たっても届かない」「手数料の高騰」などの問題が引き起こされます。
実際にイーサは2020年末においては一回の手数料に数千円かかるという高騰ぶりを見せています。
この問題を解決するのが、ブロックチェーン3.0「COSMOS」です。
COSMOSブロックチェーンでは、「クロスチェーン」と「ステーキング」という方式の採用によってこのスケーラビリティの解消を図っています。
「クロスチェーン」とはブロックチェーンとブロックチェーンを直接つなげるようにする技術です。
従来のブロックチェーンでは、ブロックチェーンの中で処理される情報はそのブロックチェーンの外へは持ち出しができませんでした。
クロスチェーンでは、ブロックチェーンをいくつも繋げることで情報の処理を分散させ、スケーラビリティの問題を緩和することができます。
「ステーキング」とは、現在「マイニング」と対になる、新しい方式のトランザクションの承認作業のことを言います。
「マイニング」の方式についての詳細はここでは割愛しますが、
承認作業の中で敢えて膨大な計算式を解いて、その承認作業の一番早かった「マイナー(マイニングをしている業者)」にマイニング報酬を支払うという方式をとっています。
この方式のため、例えばビットコインでは一つのブロックを処理するのに平均10分もかかっています。
対して「ステーキング」ではブロックチェーンの通貨をより多く持っている組織や個人がブロックの承認を行い、その際に敢えて膨大な計算式を解く必要はありません。
COSMOSブロックチェーンではステーキングのことを「バリデーション」と呼び、それを行う組織や個人を「バリデーター」と呼んでいます。
そして、バリデーターの中でATOMを保有している上位125位までのバリデーターがブロックの承認を行っています。ブロックの承認速度も8秒程度と、ビットコインと比べても格段に速い速度で承認されています。
実際のCOSMOSブロックチェーンの様子と、各バリデーターのリストはコチラのサイトで確認できます⇒https://www.mintscan.io/cosmos
クロスチェーンによる、中央管理者の介在しない安全な取引
また、クロスチェーン技術による革新のもう一つに「中央管理者の介在しない仮想通貨取引」があります。
一般に、中央管理者のいる取引所を「CEX」、中央管理者のいない分散型取引所を「DEX」と呼びます。
従来までは、例えばビットコインをイーサリアムに両替する時には、bitbankやBINANCEなどの管理者のいる取引所を介して行うのが当たり前でした。
ブラックチェーン1.0と2.0では異なるブロックチェーンどうしは繋がっていないので、
トレードをする際には通貨はいったんブロックチェーンから取引所の手に渡り、そして取引所の中で異なるブロックチェーンの異なる通貨へ替えられるというプロセスを踏んでいました。
つまりこの過程の中では、ブロックチェーンを離れて取引所に渡るその時に不正に遭ってしまうリスクを抱えることになります。
過去に日本でも、マウントゴックスで480億円分のビットコインが、コインチェックで580億円分のXEMが盗まれる事件がありました。
(画像引用元⇒https://kaso-tsuka.jp/)
クロスチェーンでは、仮想通貨取引の過程がブロックチェーン内で完結するので、このようなリスクを抑えることができます。
COSMOSブロックチェーン上で稼働するDEXのことを「Gravity DEX」と呼び、B-Harvestによって作成されました。
B-Harvestは2021年4月にテストネットがオープンし、5月にメインネットがローンチして実際に利用することが可能になる予定です。
ブロックチェーン作成を簡単にするフレームワーク
従来までは、ブロックチェーンを作成するには高い技術力が必要でした。
しかし、COSMOSブロックチェーンでは「Tendermint Core」と「COSMOS SDK」と呼ばれるフレームワーク(ブロックチェーンを作るためのツール)によって、
ブロックチェーンを簡単に作成することができます。実際にどうやって作成するか分かりませんが(汗)
COSMOSブロックチェーンを母体としてすでに、「IRIS」、「BAND」など多くのブロックチェーンが誕生しています。
世界でNo.1の取引所、BINANCEもCOSMOSブロックチェーン上でブロックチェーンを作成しています。
現在あるCOSMOSブロックチェーンと、そのブロックチェーン同士が繋がってるかどうかは、「IOBScan」というサイトで確認することができます。2021年4月現在では、COSMOSとIRISが繋がっていることが確認できます。
COSMOSを使用する超有名企業
COSMOSブロックチェーンは世界的に有名な企業が採用を表明しています。
まずは、日本のTOYOTA自動車です。
TOYOTA自動車は、中古車販売において車の所有権の証明や譲渡においてブロックチェーンを採用することを表明しました⇒https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1241115.html
そのブロックチェーンのベースとなっているのがCOSMOSです。
次に、Facebookです。
Facebookでは「OpenLibra」というブロックチェーンプロジェクトが進行していますが、これにもCOSMOSブロックチェーンが採用されています⇒https://www.coindeskjapan.com/24238/
米国のコンピューター関連企業、IBMも自動車保険事業においてCOSMOSブロックチェーンを採用指定います⇒コインテレグラフの記事がコチラ
大手テクノロジー企業のマイクロソフトも脱炭素事業において、COSMOSブロックチェーンを採用することを決定しました⇒https://kasobu.com/news/newsview/2102024/
また、中国における国家社会へのブロックチェーン技術普及に向けたプロジェクト「BSN」にも、COSMOSブロックチェーンが採用されています⇒https://jp.techcrunch.com/2021/02/05/2021-02-03-bsn-china-national-blockchain/
ATOMを購入する
ATOMを購入するには、世界最大の取引所「binance」がおすすめです。
コチラの取引所は、仮想通貨のトレードの他にもステーキングや流動性マイニングなどの金融サービスも簡単に利用することができます。
⇒https://www.binance.com/ja/register?ref=40697223